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これは12年ほど前に、ちょっと気合いを入れて撮ったものです。そのうちまたチャレンジ…、と思っているうちに年が経ってしまいました。
場所は、東京湾の最奥、谷津干潟や三番瀬の周辺です。
ぼくの幼少の頃、ここに一つの海浜遊園地がありました。
春は潮干狩り、夏は海水浴、秋は菊人形といろいろな催しがあって、学校の遠足で行ったり、友達と遊びに行ったりと、ぼくには思い出深い場所でもあるのです。
夏、遠浅の浜辺にヨシズ張り高床式の海の家が建ち並び、赤銅色に日焼けして締め込み一つの逞しい漁師の姿を見ることができました。ぼくは病弱で、その姿に羨ましいようなおそろしいような印象をもったものです。今でも時々「漁師」という職業にあこがれます。
ニッポンの高度成長とともにその景色は消えていきました。青かった海も空も濁り、やがて遊園地も閉園となり、いまでは薔薇園ときれいな公団住宅となっています。
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夏のお盆休みから秋まで、数回撮影しました。
それから年月が経ち、その夏もまた、「あの夏」となって記憶地層の下にもぐっていきました。風景もまた現在は違います。
今回久しぶりにスライドを取り出してスキャンしました。経年変化のためか若干スライドの色彩が落ちたようです。
そのうちまた、撮りに行くかもしれません。
データ
CAM:Canon T90/FD24、28、35、50、135
Nikomat EL/Ai20、GN45、Ai35-105
FILM:Extachrome 100
ほとんどのコマでPLフィルタ使用。
スキャン:Canoscan FS4000US
スキャン画像:Adobe Photoshop6.0で調整。
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